
Newscape Labの新着記事は、「ブランドの「正義」は誰のためか? ~パーパスとポピュリズムの狭間で」です。
リーマンショック以降の経済的利益追求資本主義の見直しやインパクト投資の勃興を経て、2010年代後半から2020年代前半にかけて急速に拡がった「ブランド・パーパス」時代は、企業が社会課題を積極的に語る時代として記憶されるだろう。
だが今、その物語が転倒している。企業のパーパスが真の社会変革をもたらすどころか、表層的な倫理の演出にとどまり、かえって反動的な動きを助長してしまっているのではないかという問いが突きつけられている。
保守的な運動は、このような企業の姿勢を「左傾化」と批判し、「ウォーク(Woke)」という言葉を皮肉に使ってきた。企業の進歩的なメッセージは、いつしか反動勢力のターゲットとなり、政治的武器に転化されていった。本来、進歩的であるはずの立場が、商品化され、形骸化されたとき、それは新たな権威主義や排他主義を正当化する材料になってしまった。
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